阪神は8回、福留の左前適時打などで一挙5点を奪い逆転勝利を収めた。矢野燿大監督の一問一答は以下の通り。

-8回、福留の同点打が大きかった

矢野監督 雰囲気あったし、なんとかしてくれるという思いで見てた。簡単じゃないと思うけど、追い込まれてからしっかり。まず、あれがでかいね。(8回の攻撃について)将大(中谷)のタイムリーもでかい。ゲームが一気に動いた。代打でチャンスで打つのは簡単じゃないけど。あいつも苦しんだ中で、こうやってやっているんで。(福留の同点打に)リュウ(梅野)が続いたのも見事やった。近本も4本出たし、ボーアも1本出た。打線全体としては、あした1日空くというところで、ちょっと上がりそうな感じの選手も出てきたので、よかったかなと。

-近本は近本らしい打球が増えてきた

矢野監督 そうやね。今シーズン、ちょっと引っ張った打球が多くて。悪いわけじゃないけど、センター中心に打っていく中から逆方向も、というのがチカの持ち味。センターに飛びだしているのは、いい形になってきている。スタメンで出られない中で、感じるものもあるしね。そういう相乗効果というか。チームがずっと競争と言っている中で、そういうのも気持ちの中にあるんじゃないかな。

-ボーアにも1発

矢野監督 何でもいいから一発というか1本出てくれれば、本人も気分が違うと思う。

-8回先頭の植田が出塁と盗塁

矢野監督 めちゃくちゃデカいよ。あれは本当に海(植田)しかなかなかできにくいというか。ああいう選手がいてくれるのは、こっちとしてはありがたい。ああいうのがあるとスタメンで使いたくなる。

-中継ぎ陣も奮闘

矢野監督 一番は孝介と中継ぎのみんなの踏ん張り。あそこでゲームが動きそうなところを、みんながしのいでしのいでくれたから、こっちに流れが来たわけで。こういうゲームをとっていかないと、上にいけないのでね。サダ(岩貞)はちょっと…、エラーももったいないし、取られ方が悪いのでね。チームを引っ張っていってもらわないと困る投手があれじゃね。打線がなんとかしてくれたので、次しっかり自分で勝たせるようなピッチングをしてくれることを期待している。

-藤川に勝利がついた

矢野監督 前回よりも良かったと思う。まあでも、これが一番上(の状態)ではないと思う。先頭打者にちょっと慎重になっているので、先頭打者をまず取ることが落ち着ける要素になると思う。今日も先頭を出したところが球児としてもこれで良かったというところにはなってないと思う。