巨人は全選手が背番号「16」を背負ったメモリアルゲームをサヨナラ勝ちで飾った。

原辰徳監督(62)は無死満塁からサヨナラ打を放った吉川尚に「彼は足が速いし、何か当ててくれさえすればなにか起きるというところで。非常にベンチの意図もわかってしっかりコンタクトできましたね」と評した。

8回途中2失点の先発菅野の投球には「非常に集中力もあるし、心技体という部分で非常に良かったと思いますね」と言った。「相手投手も非常にいい投球をしましてね。大城がうまい具合に失投だったと思うんですが、あの1球だけですね。それを打って何とか2点をというところで。智之もあと1アウトというところがね。簡単には勝負の世界というはうまくいかないですね。しかし最終的に2-2からサヨナラゲームで勝てたのは大きいですね」。

全員が川上哲治氏の永久欠番背番号「16」を背負って勝利。「読売巨人軍をつくられた、代表する先輩のユニホームを着て、生誕100年。勝利で飾れたというのは私としても大変うれしいし、選手全員に実は川上さんはこういう人なんだというのをすべて伝えていますし、そういう意味では先輩も喜んでくれているのではないかと思います」と喜んだ。

13連戦初戦の勝利に「9月、10月が勝負の月ですから。13連戦のスタートをいい形で切れたのは大きい」と締めた。