関西学生野球秋季リーグが京都市のわかさスタジアム京都で開幕し、阪神、巨人が今秋ドラフト1位候補に挙げる近大・佐藤輝明内野手(4年=仁川学院)が、12球団23人のスカウトが視察する中、強烈な二塁打でアピールした。

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▽巨人渡辺スカウト「今日はヒット1本だが、評価は変わらない。(攻走守の)3拍子そろっている。当たった打球の強さは大学生のレベルとは違う」

▽阪神和田テクニカルアドバイザー「スイングスピードがあるし、当たれば飛ぶ。何より振れるところがいい。守れるし、足もあるし、スケールが大きい選手」

▽中日米村アマスカウトチーフ(中日の)「打線向上したい中での人材では上位。左翼へ打った安打の打球は見えないくらいだった」

▽ヤクルト小川GM「スケールが大きい。打ち方は軸がぶれない。バットの軌道が体に巻き付く。守りも体が大きい割には機敏に動ける。上位候補になるんじゃないか」

▽日本ハム大渕アマスカウトグループ部長「打球がプロ。音が違うとか、飛距離が違うとか。毎年出るような選手ではない」