日本ハムのドリュー・バーヘイゲン投手が、チームトップの6勝目を挙げた。

12日の雨天中止により登板日がずれたが、最速154キロの直球と120キロ台のカーブなどで、楽天打線に的を絞らせなかった。来日最長8回1安打無失点の快投。9回のマウンドを直訴するほど、余力を残しての降板となった。

研究熱心な助っ人は、課題と向き合いながら前進してきた。被打率は右打者1割8分1厘に対し、左打者には2割5分6厘と差が広がっている。「(日本では)特に左打者と対戦する機会が多い」と登板中に修正しながら、日本野球への適応に努めてきた。この日は、左打者へのチェンジアップが効果的。「今日、勝てた要因かな」と勝利につなげた。

栗山監督は「これがバギーの感じだよね。力で圧倒できるタイプ」と評価した。楽天戦は3戦3勝。防御率は0・45とさらに下げ、自身3試合ぶりの白星を手にした。6月に来日初勝利を挙げた場所で、再びヒーローインタビュー。「自分のピッチングが、クライマックスシリーズに進出できるようなピッチングになるように頑張っていきたい」と頼もしさを増して、宣言した。