阪神矢野燿大監督(51)が7回の勝負手を振り返った。

6回に逆転を許して迎えた7回の攻撃。先頭小幡のヒットと近本の四球で無死一、二塁のチャンスを作った。続く梅野の打席で1ボールからの2球目にバスターエンドランを敢行。だが、巨人高梨の内角スライダーに空振りを喫し、二塁走者の小幡は三塁タッチアウト。チャンスがつぶれた。矢野監督は「勝負にいった結果なんでね。責任というか、それは俺自身が受け止めているし。俺としては、いくべきところでいったというところです」と冷静に話した。

連勝が4でストップし、首位巨人に今季最大となる10・5ゲーム差をつけられた。自力優勝の可能性が消滅し、巨人には優勝マジック38が点灯した。矢野監督は「俺らのやるべきことは優勝マジック出たからといって、何も変わることはない。ジャイアンツに出たというだけであって、可能性はゼロじゃない。何も変わらないし、この1敗で下向いて野球やるわけじゃない」と前を向いた。