ENEOSが15年以来5年ぶり、通算50回目となる本戦出場を決めた。

3-3の延長12回、2死一、三塁で小豆沢誠内野手(25=上武大)が右翼線へ決勝の2点適時二塁打を放った。

今季から再就任した大久保秀昭監督(51)は、復帰初年度で本戦出場に導いた。06~14年まで率いた時は、都市対抗3度優勝。15年からは母校の慶大監督に就いた。だが、その間、古巣は低迷。15年を最後に都市対抗出場を逃していた。東芝、三菱パワーの後塵(こうじん)を拝すシーズンが続いていた。名門立て直しを託された。

代表決定リーグ戦は、前日の東芝戦に3-0で完封勝ち。この日は、8回裏に追い付かれる苦しい展開だったが、最後は延長戦を制した。