18年の都市対抗野球大会で優勝した大阪ガスが、日本新薬を下し、3年連続26回目の出場切符を手にした。

橋口博一監督(53)の指名で先発を託された、エースの阪本大樹投手(25=関大)が、9回を2安打に抑えて完封。初回、先頭打者にいきなり左越え二塁打を許したが、140キロ台前半の直球と変化球の緩急の出し入れが生き、4回以降は毎回3者凡退に斬った。「先頭打者を切ることを意識した。リズムが良くなってランナーを出さすに投げることができました」と胸を張った。

14日のNTT西日本との第1代表決定戦では、1-12で大敗。先発した阪本は2回途中6失点で降板した。だが、後日のミーティングで橋口監督は「いつもはあんまりしないんですが、みんなの前で言いました。『お前(阪本)で決める。負けたら仕方ない』」と、大一番の先発に名指し。やられた分だけ、やり返せと言わんばかりにエースの奮起を促した。その言葉に応える投球で、指揮官は「阪本らしいピッチングだった」とうなずいた。

都市対抗野球大会は11月22日から12月3日までの12日間、東京ドームで開催される。