東京6大学野球は26日から第2週を迎える。第1週は試合がなかった慶大、立大が登場する。第1試合の開始は午前10時。

【第1試合 東大-慶大】

開幕週で法大に連敗した東大は、投手陣がカギを握る。井手峻監督(76)は「クオリティースタートできるか。6回3失点でいきたい」と目安を掲げる。法大1回戦は、6回までに3失点でクリアした。2-4で敗れはしたが、善戦した。一方で、2回戦は4回までに8失点。先発の西山慧投手(2年=土浦一)を2回3失点で代えたが、2番手の平山皓太投手(4年=栄光学園)も失点を重ねた。得点力は上がってきているだけに、投手陣の踏ん張りが待たれる。

今週から登場の慶大は、木沢尚文投手(4年=慶応)に注目だ。最速155キロ右腕で、ドラフト上位候補に挙がる。力強い直球は大学球界トップクラス。左腕の佐藤宏樹投手(4年=大館鳳鳴)、主将の瀬戸西純内野手(4年=慶応)もプロ志望届を提出している。

【第2試合 明大-立大】

明大は、開幕週は早大に1敗1分けに終わった。開幕カードは、エース入江大生投手(4年=作新学院)が相手エース早川に投げ負けた。悔しさを隠さず、翌日の2回戦にリリーフで連投。2回1安打無失点で意地を見せ、引き分けに持ち込んだ。ドラフト上位候補にも挙がる入江が、先週の雪辱をみせるか。

立大は、中川颯投手(4年=桐光学園)、中崎響介投手(4年=立教新座)、宮慎太朗内野手(4年=市船橋)の3人がプロ志望届を提出した。アンダースロー右腕の中川は、8月の春季リーグ戦では先発、抑えとフル回転した。変則右腕にはプロも注目。17年春以来の優勝へ向け、秋もフル回転する。