就任1年目のヤクルト高津臣吾監督(51)が、来季も続投する方針であることが14日、明らかになった。近く正式要請する予定で、来年が3年契約の2年目になる。衣笠オーナー代行兼社長は「継続は当たり前。本人もそういう気持ちでいるのでは」と話した。

今季は7月に一時首位に立つなど出足好調だったが、負傷者や投手層の薄さが響いて最下位に低迷。4連敗となったこの日、優勝の可能性が消滅した。高津監督は「ペナントレースを勝つために毎日戦っているわけで、その可能性がなくなったのは残念。(残りシーズンも)変わらず、勝つ試合を見せたい」と全力で完走する姿勢を見せる。

2軍監督を3年間務めた同監督は、若手を積極的に起用して底上げを進めている。衣笠社長は「若手が能力を持っていると思うから1軍に上げているし、経験させることでさらに大きく育てようとしているんだと思う。それを見守りつつ、若手が育つのはうれしい限り」と手腕を評価した。