ロッテは15日、千葉市の球団事務所でスカウト会議を行った。26日のドラフト会議で早大・早川隆久投手(4年=木更津総合)を1位指名することを決め、公表した。松本球団本部長は「高校時代からものがいいのは分かっていました。順調に成長しているし、1年目から2ケタ勝てる投手」と高く評価した。

編成バランス上、左腕が不足していた。地元千葉出身の最速155キロ左腕は、この上ない存在だ。同本部長は「必ず競合すると思う」と話し、藤原、佐々木朗と2年連続で引き当てた井口監督の強運に託す。

指名人数は「まだ分からない」としながら、3~5人を想定しているもよう。育成選手を多く獲得したい意向も表明した。「育成にチームとして力を入れていきたい。今後も極力多くとっていきたいと思います」と、一芸に秀でた選手の獲得を目指す。

◆早川隆久(はやかわ・たかひさ)1998年(平10)7月6日、千葉県生まれ。木更津総合(千葉)では1年秋からベンチ入り。2年春と3年春夏に甲子園出場。早大では1年春から東京6大学リーグに登板し、通算50試合で11勝12敗、防御率2・71。3年時には大学日本代表として日米大学選手権優勝に貢献。180センチ、76キロ。左投げ左打ち。