DeNA佐野恵太内野手(25)が、4試合連続の19号ソロを放ち、球団記録にあと1と迫った。2回無死、ヤクルト吉田喜に対し2ボールからの3球目、内角低め136キロカットボールをすくい上げ右翼席へ。今月5本目となるアーチに「しっかり自分のスイングで捉えることができました。バッティングカウントだったので積極的に打ちにいきました」と振り返った。チームは逆転負けで勝率5割復帰を逃したが、首位打者独走中の4番が、長打力も見せつけた。

常日ごろから「僕はホームランバッターじゃない。大きいのを狙うとろくなことがないので」と謙虚だ。開幕から27試合ノーアーチで「つなぎの4番」と呼ばれたが、7月22日ヤクルト戦で12球団の開幕4番で「最遅1号」を打ってから、74試合で19本の放物線を描いた。3割3分2厘のハイアベレージも維持。16日、本拠地横浜で77年田代(現チーフ打撃コーチ)ら5人の偉大な記録に挑む。