再三のピンチにも巨人の左腕2人が勝ち越しを許さず、引き分けでマジックを8に減らした。6回1死二、三塁、まずは大江がマウンドへ。小園を空振り三振に切ると、続く長野を遊ゴロに仕留め、ピンチを脱した。イニングまたぎの7回も無失点に抑え、宮本投手チーフコーチに熱い抱擁で迎えられた。同コーチは「(カウント)3-2になっても抑えると。明日もいけると言ってくれている。頭が下がる」と感謝した。

続いての8回1死一、三塁ピンチでは移籍後初の3連投となった高梨が火消しをした。初球のスクイズに対して、外角へのボール球で空振りを奪い三塁走者をアウトに。2死二塁とし、最後は空振り三振を奪い、連続試合無失点を16に伸ばした。原監督は「大江も高梨もね。リリーフが頑張りました。逆転を許さなかったというところでしょうね」。両左腕を含め、4時間5分のロングゲームで得点を与えなかった中継ぎ陣をたたえた。