ソフトバンク松田宣浩内野手(37)が8年連続の2桁本塁打となる10号2ランを放った。5点差から3点差に迫られた直後の3回無死一塁で、相手を突き放す効果的な1発になった。

15年以降は20本以上、ここ2年は30本塁打を超えていたベテランは「やっと10本ですけど、正直、6月に開幕してから10本も打てないかと思っていた」と心中を明かした。

開幕前から3年連続30本塁打を目標に掲げていたが、今季は本来の打撃をできずに先発落ちも経験。14年から続いていた連続試合出場も9月にストップした。だが10月は打率3割3本塁打と、勝負どころでようやくらしさが出てきている。「今まで20本、30本を打っていたのでいい数字ではないかもしれないですけど。でも途切れそうだった2桁をなんとかクリアできた。そこは自信を持ちたいし、これから1本1本続けて、20本に近づけていきたい。残り20試合も切っていますし、ベテランと若い力を融合させて戦い抜きたい」。悲願の3年ぶりリーグ優勝へラストスパートをかけるつもりだ。