巨人は中盤まで接戦を演じたが、終盤に突き放され敗れた。

2回に先発太田が姫野に2ランを浴び、先制を許した。1点差に詰め寄った4回、先頭の八百板が二塁打で出塁するも、続く山瀬がスリーバント失敗。その後、山本の2本目の適時打で1点を返したが同点どまりで、8回に3番手田原がつかまり突き放された。

阿部慎之助2軍監督(41)は「バントのミスだったり、細かいミスが出た方が野球は負けると思うので、そこの差だったかなと。僅差のゲームでどう1点を取るかをみんなで考えていかなきゃいけない。2軍の試合ですけど、僅差を何とかのものにする野球を覚えてほしい」と話した。

現在は32勝28敗8分けで、首位楽天と4・5ゲーム差の4位。イースタン・リーグ公式戦は残り12試合となった。1軍は現在優勝マジック7が点灯中だが「まだ1軍に上がれるチャンスがあると思って、頑張ってほしい。まだ入れ替わりはあると思いますし、いいモチベーションであと12試合やってもらいたいなと思います」と期待した。

▽巨人太田(先発し6回7安打3失点)「一番やってはいけない四球からの失点をしてしまい、すごく反省しています。技術的にもっとインサイドを突ける投球をできるようにならないといけません」

▽巨人山本(2本の適時打含む3安打。4回の適時打について)「チャンスだったので積極的に、鼻汗かきながらいきました」