ヤクルト高津臣吾監督が、エースの小川泰弘投手(30)へかける期待を口にした。

小川は、先発した18日の阪神戦で自己最短タイとなる1回2/3で降板した。指揮官は「今年は大変なシーズンではあるが、終盤に来てあと一踏ん張りするか、できないか。粘れるか粘れないか、というところはすごくプロ野球選手として大きなところだと思う。激励の意味を込めて、頑張ってほしいなという気持ちが強い」と話した。

小川は1点の援護をもらった初回に3連打を含む4被安打で4失点。2回2死から2連打でピンチを招いたところで、高津監督は交代を判断した。1回2/3は、プロ2年目の14年4月18日阪神戦(甲子園)以来となる最短での降板となった。ブルペンから状態が悪かったこともあり「マウンドに実際に上がった状態もあまりよくなく見えたので、小川ですけど、代えようと思いました」と振り返った。

小川は、9月20日広島戦(神宮)で完投目前の9回に5失点し、途中で降板。以降の3試合で3連敗しており、最長が11日広島戦での4イニングと苦しんでいる。それでも高津監督は抹消や先発の間隔をあけるなどの調整はあえてせず、ローテーションの中でエースの復調を待っている。