慶大・木沢尚文(4年=慶応)法大・鈴木昭汰(4年=常総学院)両投手の投げ合いは、ともに勝ち負けつかず、試合は慶大が逆転勝ち。優勝争いは、慶大、早大の2大学に絞られた。

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法大はエース鈴木の力投は報われず、連覇の望みが消えた。初球に152キロを記録。6回を2安打に抑えたが、内野手の失策で1点を失って追いつかれ、悔しい降板となった。「取られた点は返ってこない。複数点をとられるのが一番いけないと切り替えた」と振り返った。

ドラフト会議については「(今は)思ってなくて、目の前の試合でチームを勝利に導きたい」。自分の進路より、1分けをはさみ4連敗となったチームへの思いを口にした。

▽法大・青木久典監督(勝利は東大戦の2勝だけ、連覇の望みが消え)「鈴木の状態は良かったが、野手が足を引っ張った。春と同じ負けない野球をやってきたつもりだった。スキ、油断があったかもしれない」