福岡大大濠の最速153キロ右腕、山下舜平大(しゅんぺいた)投手(3年)は、オリックスにドラフト1位で指名された。

調査書が届いたセ・パ12球団と面談し、全球団OKのスタンスで迎えたドラフト会議当日。指名確定後後、報道陣約40人の前で同校で会見。「ホッとしています。あっという間に(指名が)来て少し驚いています」と喜んだ。また、プロでの目標を問われ「憧れを持たれる日本を代表する投手になりたい」と声を弾ませた。

2年春からエースとして活躍してきた。今夏の代替大会決勝で敗れたが、投げる度に多数のスカウトが詰めかけ、評価は増すばかりだった。189センチから投げ下ろす剛球と120キロ台と100キロ台と2種類のカーブを使い分け、勝負してきた。だが現在、投球の幅を広げるため新しくフォークも習得中だ。

名前の由来は20世紀前半に活躍した経済学者ヨーゼフ・シュンぺーターから。憧れは、メジャーで活躍するエンゼルス大谷翔平(26)やカブス・ダルビッシュ有(34)のようなスケールの大きい投手で、自身も球界の“偉人”を目指す。【菊川光一】