亜大の最速156キロ右腕・平内(へいない)龍太投手(4年=神戸国際大付)が、外れ1位で巨人が交渉権を獲得した。指名を受けた瞬間、東京都武蔵野市の亜大・キャンパスに集まった約25人の部員の拍手に祝福され、照れくさそうに笑った。

平内は「こんなに早く呼ばれるとは思っていなかったので、素直にうれしいです。伝統のある球団で、強いチームなので、自分も活躍できるように頑張りたいです」と笑顔。プロ1年目については「自分の強みは力のある真っすぐ。真っすぐを軸にルーキーらしく攻めていきたい」と力を込めた。

永井智浩ソフトバンク編成育成本部長兼スカウト育成部長(45)を伯父に持つ。幼いころから伯父の試合を見に球場に足を運び、同じ舞台を目指してきた。「野球を始めた頃からプロ野球選手になりたいと思ってやっていた。うれしいという気持ちだけです」と、憧れの伯父と同じ舞台に立てた喜びをかみしめた。