智弁和歌山の細川凌平内野手(3年)が日本ハムに4位指名された。「いつご指名いただけるのかなと、不安な気持ちでした。無事に指名をいただきうれしいです」と喜んだ。

50メートル5秒8の俊足に加え、昨夏の甲子園2回戦の明徳義塾(高知)戦では、右中間へ勝ち越し3ランを放った。プロ入りを目標に掲げ、昨秋、遊撃へ転向した。走攻守で万能型タイプの細川に元阪神の中谷仁監督(41)は「ケガをしないで、息が長い選手になってほしい。がんばれよ」とハッパを掛けた。

1学年上で楽天の黒川史陽内野手(19)とは、下宿が同じで、一緒に素振りをしていた仲。今後は同じリーグでライバルとなる。「黒川さんは僕の師匠です。楽天でも1軍で出ているが、それ以上にヒットを打ちます」と師匠越えを誓った。同校では、152キロ右腕の小林樹斗投手(3年)も広島に4位で指名された。