日本ハム浦野博司投手(31)が、涙の現役ラスト登板で7年間のプロ野球人生を全うした。オリックス22回戦(札幌ドーム)の7回2死、通算101試合目の最後のマウンドへ。投球前から目頭を熱くしながら、最後はフォークで空振り三振を奪った。チームも投打ががっちりかみ合う快勝で、誰からも愛された右腕のラストゲームを飾った。

   ◇   ◇   ◇

▽日本ハム中田「今日の投球を見たら、まだまだ勝負できるじゃんと思いながらも、彼自身が決断を下したわけですから。最後の最後は素晴らしい投球でホッとしたし、すごくうれしかった。(自分も)着々と引退が近づいているのは事実。僕自身、あと何年できるかは分からないけど、精いっぱい、悔いの残らないようやりたいと思った」

▽日本ハム宮西「ケガを乗り越えて1軍に戻って来たり、苦労のプロ野球人生だったかもしれませんけど、よくここまで頑張ってきたと思う。先輩からも後輩からも好かれる人だった」