中日高橋周平内野手(26)が、セ、パ両リーグが制定する10、11月度の「月間スカパー!サヨナラ賞」を受賞した。10月15日の阪神戦(ナゴヤドーム)でプロ入り初の逆転サヨナラ3ランを放った。中日の受賞は16年3、4月の杉山以来4年ぶり。

高橋は阪神戦のサヨナラ3ランについて「負けている状態だったのでイチかバチかだった。普段であれば、あの場面はヒットをまず考えるけど、球が速い投手で真っすぐ1本しか狙っていなかったのでホームランになった」と回想。9回2死二、三塁の場面で、守護神スアレスから左翼へ運んだ劇的なアーチを笑顔で思い返した。

主将2年目の今季は打率3割5厘をマーク。プロ9年目で初めて年間3割超えを達成した。チームは3位で8年ぶりのAクラス入りを決めたが、「Aクラスで満足していてはいけない。来年こそは全員で優勝したい」と引き締めた。