第3回大学野球オータムフレッシュリーグが21日から2日間、草薙球場ほかで行われる。大会初参加の静岡産大は、21日に東大と対戦。今秋の静岡学生リーグで初のベストナインを受賞した高根将輝外野手(2年)が、今大会を機にさらなる飛躍を狙う。

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静岡産大・高根は、初参加のオータムフレッシュリーグに心が高鳴っている。「相手はレベルの高いところでやっているチーム。やっつけたいという思いです」。母校の静岡商は第1回から参加していたが、自身は当時3年生だったために参加できず「うらやましいなと思いながら、草薙球場で後輩の試合を見てました」と振り返った。

高校時代はレギュラーになれず、最後の夏には守備固めなどで出場していた。静岡産大でも役割は変わらなかったが、今秋リーグ戦で転機が訪れた。主力選手の故障などで開幕スタメンに起用されると「9番中堅手」に定着。課題の打撃も自主練習を繰り返して向上し、全14試合中13試合に出場。規定打席をクリアし、打率3割超えを果たした。

レギュラーとして初めて1シーズンを戦い抜いたことで、「それまでは他の選手に引っ張ってもらおうという意識でしたが、(2年生以下で臨む)新人戦からは自分がチームを引っ張っていこうとなった」と心境に変化が生じた。主力選手として臨む“憧れの舞台”に向け「親や知り合いも見に来てくれる。自分のプレーをして、良いところを見せたいですね」と活躍を誓った。【河合萌彦】

◆高根将輝(たかね・まさき)2000年(平12)9月14日、静岡市生まれ。小学時代はサッカーをプレーし、静岡南中から野球を始める。静岡商高で3年夏に背番号19でメンバー入り。静岡産大では今秋からレギュラーに定着し、リーグ戦外野手ベストナインを初受賞。右投げ右打ち。171センチ、65キロ。血液型AB。家族は祖父と両親、姉2人。