巨人宮本和知投手チーフコーチ(56)がエース菅野のフル回転を示唆した。

6回87球6安打4失点で降板した菅野について「1(戦目)5(戦目)7(戦目)とかって。そういったところも考えられるでしょうね。臨機応変に対応していかないといけない。短期決戦の中でエースという存在が次どこでというのは、彼も準備はしていると思います」と説明した。

今季9勝を挙げた戸郷が2番手でリリーフ登板した。7回から2番手でマウンドに上がり、1回無安打無失点だった高卒2年目右腕について、同コーチは「このシリーズ、リリーフでも先発でも行くぞと。彼のいいところは変わりっぱな『ドーン』と行ける。今日もそういったピッチングをしてくれた。度胸のいい彼のよさ。将来ジャイアンツを背負って立つエースになるということは今日、見ていて確信できた」と評価した。

ソフトバンク打線について「積極的に来ますよね。どんどん強い打撃が。ちょっと甘く入ったところ、高く入ったところをやられた。これは反省として明日に生かしてもらいたい。まだまだ、へこたれませんよ。下向きませんよ。対策は練っていますから。明日からまた、やり返しにかかります」と期待した。第2戦の先発は今村が務める。