西武、巨人、オリックスでプレーした清原和博氏(53)が5日、野球界を語った。一般財団法人グリーンシードベースボールファンデーションの代表理事として、中日OBの立浪和義氏らと西東京市で小学6年生を対象とした野球教室を開催。日本シリーズ、注目の強打者、12球団合同トライアウトを受験する新庄剛志氏や西武松坂大輔投手、11月に死去した取手二、常総学院の監督だった木内幸男さんの思い出など、幅広く語った。

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今年の日本シリーズは、ソフトバンクが4勝0敗で巨人を下した。4試合の総得点が26-4と圧倒的な大差となったが、そこに清原氏は伏線を見た。

「ソフトバンクの圧倒的な強さと、やはり去年ジャイアンツが4タテを食らっていて、苦手意識を持っていたのではないか。4タテされてなかったら、選手ももう少し楽にできていたのではないか」

昨年の日本シリーズも、ソフトバンクが4連勝で巨人を下していた。総得点差は23-14も、勝敗のインパクトは多大だった。

清原氏は西武に在籍していた90年の日本シリーズ、4勝0敗で巨人を下した。巨人岡崎が「野球観が変わった」と語った年。02年のシリーズでは、巨人の中軸として西武に4連勝している。第1戦で松坂、第3戦で張誌家から本塁打を放ち、優秀選手賞を獲得している。