西武を今季限りで退団した森越祐人内野手(32)が、現役引退を決断したことが15日、分かった。プロ10年目の今季、西武加入も1軍出場はないままシーズンを終えた。戦力外となった際に「今季は2軍でしたが、結果的には無失策で終われたことはよかったと思います」と、最後まで全力でプレーを続けていた。

10年ドラフト4位で中日入りし、14年に戦力外となるとトライアウトを経て阪神に加入。昨季、2度目の戦力外で再び受けたトライアウトでは、1軍では1度もない本塁打をマーク。2度の奇跡を起こし西武入りをたぐり寄せた。今月7日に3度目のトライアウトを受けることなく「次も挑戦するということには変わりはありません」と、ユニホームを脱ぐ決断を下した。