東都大学野球の中大が27日、東京・八王子市の同校グラウンドで練習納めを行い、新主将で来年のドラフト候補にもあがる古賀悠斗捕手(3年=福岡大大濠)がプロ志望を明言した。「プロは小さい頃からの夢。大学入学時、4年後、勝負すると決めていた」と決意を明かした。

1年春からマスクをかぶり、その年の春、秋と入れ替え戦を経験。「その厳しさを経験して、成長できた」と振り返る。2年秋にはリーグ優勝を果たし、悔しさを大きな自信に変えた。

その経験を、自身の主将像にも重ね合わせる。「厳しさあっての優勝。いま一度、初心に帰り、泥くさく厳しく。自分から発信する主将になりたい」と、チームを引っ張る気持ちを固めた。清水達也監督(56)も「古賀は守備、打撃の中心となってくる。来年は主将として周りから認められる存在になってほしい」と期待を込める。

古賀は「まずはプロよりもチームの優勝。チームが優勝できれば、自分のプレーも評価してもらえると思う」。新年は1月12日から練習を再開。厳しくも勝負の年を、力強く歩む。【保坂淑子】