ヤクルトは7日、村上宗隆内野手(20)がPCR検査の結果、新型コロナウイルス陽性と判定されたと発表した。宮崎県内で自主トレ中の同内野手は6日朝に38度2分の発熱と倦怠(けんたい)感があり、同日午前中に病院で受診。PCR検査を実施し、陽性判定を受けた。現在は宿泊中のホテルで隔離療養を行っており、今後は保健所の指示に従い対応をしていく。村上は昨年末から地元の熊本など九州にとどまっていた。

ともに自主トレしていた青木、西浦、塩見、宮本、中山と球団スタッフ1人が濃厚接触者と認定された。選手5人も宿泊先のホテルで隔離され、7日にPCR検査を受けた。全員発熱などの症状はなく、検査の結果も陰性だった。今後も人との接触を極力避け、部屋の中で生活する予定。球団スタッフはすでに帰京しており、自宅で自主隔離中。こちらも所轄保健所の指示に従って対応していく。

宮崎県はこの日過去最多の105人の感染を確認。独自の緊急事態宣言を発令した。2月には数球団が同県内で春季キャンプを行う。ヤクルトも2軍が宮崎・西都で予定している。選手や観客への感染防止対応が、これまで以上に必要となりそうだ。