巨人桑田真澄投手チーフコーチ補佐(52)が14日、川崎市のジャイアンツ球場で始まった新人合同自主トレを視察した。「引退してから、ずっと外から野球を見ていた。久しぶりに中に入って、勝負の世界の緊張感は少し感じました」と感想を口にした。

ドラフト1位の平内龍太投手(22=亜大)らルーキーに伝えたいことを問われると「たくさん走って、たくさん投げる時代ではない。分からなかったことがスポーツ科学で解明されてきた。そういうものを活用して、早くうまくなってほしい。うまくないと楽しめない。早くうまくなって楽しんで、1軍で活躍してほしい。2、3年で土台を作って、それからでもいいと彼らには伝えたいなと思っている」と話した。

グラウンドでは原辰徳監督(62)や宮本和知チーフ投手コーチ(56)らと会話を交わす場面も見られた。「みなさんから学ぶこともたくさんある。情報交換が必要。チームの課題、強化策を、みなさんと一緒に考えていきたいという話をした」と明かした。