DeNA仁志敏久2軍監督(49)が14日、オンラインで行われたイースタン・リーグの監督会議に参加した。巨人阿部慎之助監督(41)西武松井稼頭央監督(45)ら、現役時代をともに戦った監督と、情報を共有していく意向を示した。

「同じファームの若い選手たちを預かっている立場。話しやすい相手であれば、いろんな情報を共有しながら、選手の指導に、お互いに活用できるものは活用すべきだし。そこは球団を超えてというところも中にはあるかもしれない。そういう話ができるのは、いい仲間が同じタイミングでユニホームを着ている」と話した。

初めてプロ野球で指導者となる今季への基本方針を語った。「基本的に体力的なところから入らないと技術的な改善もされない」と1軍との違いを明確にした。その上で「ファームでもある程度、勝つという意識、こだわりを選手に持ってほしい。何が何でもガチガチに勝つんだというゲームは少ないかもしれないが、選手が主体となって、勝つための方法、工夫、知恵を絞るとかしてほしい」と求めた。

若く、鍛えがいのある選手が多いチーム構成だ。「1軍に関しては12球団でトップクラスにいい選手がそろっている。2軍もフェニックスで数球団を見ても、トップクラスに光る選手を抱えている」。素質に加えて、チームとしての戦い方や向上心を植え付けていく方針だ。【斎藤直樹】