巨人菅野智之投手(31)が14日、契約更改交渉に臨み、球界最高年俸を更新した。これまでのプロ野球史上最高額は03、04年のペタジーニの7億2000万円だったが、17年ぶりに更新した。

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日本人で最初に1億円プレーヤーになったのは、落合博満。86年オフ、中日に移籍し、1億3000万円で更改した。落合はその後も最高額の更新を続け、94年の巨人移籍時には、3億8000万円で契約。2億円突破、3億円突破もともに落合が球団初になった。

巨人で最初に1億円プレーヤーになったのは93年の原辰徳(1億2500万円)と駒田徳広(1億2000万円)の2人。

巨人で5億円の壁を突破したのは、01年の松井秀喜。3億5000万円から、1億5000万円増の5億円で契約し、4億、5億の壁を一気に突破した。

これまでの日本人最高額は、マリナーズから横浜に復帰した04、05シーズンの“大魔神”佐々木主浩と昨シーズンの菅野の6億5000万円だった。

日本人野手最高額は昨年12月にサインしたソフトバンク柳田と、松井秀喜のメジャー移籍前、巨人最後の年となる02年シーズンの6億1000万円。

日本人の6億円プレーヤーは上記の4人に加えて、15~18年オリックスの金子千尋、16年広島黒田博樹、14年巨人阿部慎之助の計7人。

年俸アップ率は、野手では95年オリックスのイチローがトップ。20歳にして210安打を放った94年の活躍が評価され、800万円から900%アップの8000万円となった。(金額は推定)