球界最高年俸を更新した。巨人菅野智之投手(31)が14日、都内の待機先で書面のやりとりなどを通じ契約更改交渉を行い、1億5000万円増の8億円でサインした。
「そこは超えました」と03年、04年のペタジーニ(巨人)の年俸7億2000万円を超え歴代トップとなった。(金額は推定)
主な一問一答は以下の通り。
-増減
菅野 アップです
-契約年数
菅野 単年で契約しました
-球団からは
菅野 向こうでのやりとりもあまり詳しく話しできてなかったので、こういうことがありましたという自分自身の報告と、日本一に向けて力を出して欲しいと言っていただいた。
-今季を振り返って
菅野 セリーグで勝てたのは、やっぱり監督もよくおっしゃってますけど、リーグ優勝は一番難しいところ。去年より今年は長丁場になると思うので。ただね、自分自身のパフォーマンスを振り返ってもまだまだできるという部分がある。すごく難しいシーズンでしたし。交流戦もなくてオールスターブレークもない。波のないシーズンで自分自身難しく感じました。その中でタイトルは取れましたし、残念ながら日本シリーズは負けてしまいましたけど、またこういうチャンスを、日本一に挑戦できるチャンスを頂いたと思ってるので全て前向きに捉えて。今は日本一しか考えてないです。
-日本一とるために何が必要か
菅野 1人1人のレベルアップだと思いますし、それに尽きると思います。戦うのはチーム単位ではありますけど、やっぱり個人個人の力の差はあるように感じますし。個の集結がチームになると思う。1人1人。僕自身はまだ体動かすことができないですけど、キャンプから個人がレベルアップを計って、最終的には束になってかかるというのが一番大事じゃないかなと思います。
-S班。どこに重点を置いて
菅野 まあ早く体を動かしたいという焦りはあるけど、振り返るとシーズン終わったのは遅かったし、例年に置き換えるとちょうどハワイに出発するくらいの時期。ちょうど1カ月くらい休んでハワイに行くくらい。休んでいる期間としては変わらないので。これから徐々に動き始めて。まあ去年出た課題であったり、強化しないといけないところは分かっているのでトレーニングコーチと相談しながら、まずはそこに向けてやっていきたい。
-どこを強化
菅野 フォーム的な部分を含めて、去年は平均球速も上がりましたし、突き詰めていけばもっともっと上がるなというイメージはある。シーズン終盤9月の終わりから10月入るくらいでどうしても疲れがあって。そういう根本的なまあ体力なのかコンディションなのか。そこは難しいですけど。そう言うところを突き詰めて。
-桑田真澄投手チーフコーチ補佐が就任。印象や学びたいこと
菅野 いや本当に尊敬できる大投手ですし、巨人の18番を長く入団時から引退するまで背負ってきた方。そういうにしか分からない、苦しみや悩みがあると思う。僕もそういう悩みは少なからずあるので、そういったところを聞いてみたい。早くお会いしていろいろ話してみたい。すごくワクワクしてます。
-目標、意気込み
菅野 やっぱり、何度も言うようにもっともっとパフォーマンスも上がると思っているし、年齢的な部分ではありますけど、まだまだ上を目指せる体だと思っている。去年の今ごろは、多少なりとも腰に不安があったのでトレーニングに関してもあまり詰めてできなかったので。今に関しては体は万全ですし、そういうところを突き詰めていきながら。ただまだまだチャンスを失ったわけじゃない。今年しっかりまずは日本一を常に考えながら、今年が終わったオフにはもう1回メジャーリーグに挑戦できるチャンスがあれば、そこでまたチャレンジしたいと思います。終わったらもう1回メジャー移籍のチャンスがあれば挑戦していきたい。