DeNA宮本秀明外野手が持ち味の走力を発揮した。17年ドラフト7位は、6回に代走として登場。代走は4試合で6度目と、特別ルールの練習試合ならではの起用となった。

1点を追う8回1死で打席が回ると左前打で出塁。「絶対にホームにかえる」。次打者細川の打席、暴投に体が反応した。「はじいた感じとショートバウンドした時のスタート。捕手も見失っていた。いける」と一気に三塁に進んだ。前進守備を敷かれる中での遊ゴロに、ギャンブルスタートで生還した。

今季は代走からの1軍定着を狙っている。「終盤、代走の1枚をすごく三浦監督も求めていると、試合を見ていて思う」。昨季は2軍でチーム最多の15盗塁。元盗塁王のソフトバンク本多コーチのトークショーをYouTubeで研究し、今年からリードを半歩広げた4歩弱とした。三浦監督からは「打撃でも見せてくれた。自分の役割を出せていた」と評価された。【斎藤直樹】

▽DeNA上茶谷(先発し4回5安打3失点)「立ち上がりが前回同様悪かった。2回も投ゴロをエラーした(記録は安打)ので、投げるところ以外の課題も出て良かった」