楽天ドラフト4位の内間拓馬投手(22=亜大)が、デビュー戦を奪三振ショーで飾った。

地元沖縄でのヤクルトとの練習試合で4回に登板。中村を内角149キロの速球で、ルーキー並木を外角150キロの速球で見逃し三振。塩見は133キロのスライダーで空を切らせ、3者連続三振で1回を抑えた。「出来過ぎです」と謙遜したが、自己最速を2キロ更新する152キロをマークし、150キロ超えは6球を数えた。

真剣勝負のマウンドに立った瞬間、変身した。キャンプ中のブルペンでは本来のキレ、球威が影を潜め、石井GM兼監督も「若干心配はしてた」と吐露したが、不安を一掃。投球時にトップの位置を早く作るように修正し、ドラフト1位の早川の好投を「刺激になります」と力に変え、自らもアピールに成功した。指揮官は「球威と空振りの取れる変化球が魅力。短い方を期待できる内容」と中継ぎ起用を示唆。内間は「開幕1軍を勝ち取れるように」と目標を定めた。【久保賢吾】

▽楽天下妻(ルーキー内間のボールを受け)「力のあるいいボールだったと思います。スライダーのキレも投げっぷりも良かった」