18年ドラフト1位左腕、巨人高橋優貴投手(24)が2年ぶりの開幕ローテ入り狙う。21日、ブルペン入りし、102球を投げ込んだ。「のぶさん(今村)には負けたくない」と隣レーンで競演した今村信貴投手(26)を強烈に意識した。終盤は右打者を想定し、内角を突く直球、食い込むカットボールで軌道を確認した。

昨季は開幕前の3月に左肘痛で戦線離脱。シーズン終盤の10月まで1軍登板から遠ざかった。8試合に登板し1勝3敗。雪辱に挑む今季はオフに先発ローテ入りを競う今村、田口の左腕トリオで合同自主トレを行った。「元々曲げ球は苦手な分野だった。2人はすごい上手。もっと精度よく投げられると幅は広がる」と、今村からカーブ、田口からスライダーの教えを仰ぎ、今キャンプで意識して投げ込んできた。

開幕ローテは菅野と戸郷、サンチェスが内定。FA加入の井納が続き、残る2枠を左腕トリオ、ドラ1平内らが争う。18日の中日との練習試合で4回無失点と好投した高橋が「ドラフト1位」の存在感を示す。