多彩な技を兼ね備える“先発5本柱”が固まった。楽天が、沖縄・金武町での1軍キャンプを打ち上げ。開幕ローテについて、石井GM兼監督は「涌井、岸、ノリ(則本昂)、将大(田中)、プラス早川じゃないですか。その辺は順調に調整してくれた。残り1枠を誰がつかむか」とドラフト1位の早川隆久投手(22=早大)に早々と当確ランプをともし、ラスト1枠の競争を期待した。

わずか1試合でも、早川が投じた39球はディープインパクトだった。プロ初実戦で日本ハム中田を3球三振。制球、キレ、球威ともに抜群だった。指揮官は「オープン戦は大丈夫。シーズンに入って、うまくいかないことは出てくるので、しっかりと対応していくことが大事。それも全部はね返す力のある投手だと思いますけど」と認めた。

指揮官の言葉を伝え聞いた早川の反応にも、末恐ろしさを感じさせた。「光栄なことですが、まだ1試合しか投げていないので、そこにおごらず、しっかり期待に応えられるように」。初のキャンプながら、田中将にプレートの使い方、涌井には年齢による練習内容の変化などを聞き、吸収した。黄金ルーキーを加えた“先発5本柱”でライバルを退治する。【久保賢吾】

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