楽天則本昂大投手(30)が先発で今季初の実戦登板に臨み、2回をパーフェクトに抑えた。

昨季採用したセットポジションから、一昨年までのワインドアップで投球。躍動感のあるフォームから力強い直球を投げ込んだ。初回は日本ハム浅間を左飛、近藤を高め直球で中飛、西川はカーブで空振り三振。2回先頭の中田には3球直球を続け、遊ゴロに打ち取った。続く大田は中飛、渡辺は右飛に打ち取り、打者6人、26球で予定の2回を投げ終え「無事に終われてよかった。(真っすぐは)コントロールできていてよかったとは思う。空振りを次はとれるようにしたい」と振り返った。

フォームについては「出力出しは必要。シーズンでやるかどうかは別。今はワインドアップで投げている、という過程」と今後も試行錯誤を続ける。

ここ2年はともに5勝にとどまる右腕がシーズンへ向け、力強く好調ぶりを示した。