先発ローテーション入りが確実視されるロッテの2右腕が、今季初の実戦マウンドに上がった。

昨季リーグ最多の133回1/3を投げた石川歩投手(32)が先発し、2回1失点だった。オリックス太田に1発は浴びたが、直球が常時140キロ台後半をたたき出すなど、球は走っていた。石垣島キャンプから早い仕上がりが目立った石川は「力むと思ったんですけど、内容は良かったと思います。(球速も)感触はまあまあ良かったので」と手ごたえを感じていた。

2番手では岩下大輝投手(24)が登板。コースを狙った直球の制球に苦しみ、予定の1イニングで5失点と数字は振るわなかった。ただ、直球とフォークのほぼ2球種で攻めるスタイルに変化が見られた。

「使えなかったスライダーを、使えるスライダーにしたいなと」

昨季終盤に速いスライダーの必要性を感じたものの「大事な順位だったのであまり試すことできず、この時期まで持ち越しになってしまいました」という。135キロ前後のスライダーはまだ万全な精度ではないものの「試合で投げていくしかないと思うので、たとえボールでも投げ続けようと思います」と思いを貫き、約1カ月後に迫るシーズン開幕に備える構えだ。【金子真仁】

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