「宮本慎也女子野球教室」が21日、横浜市のジャパンアスレチックアカデミーで行われ、東京・城南鵬翔クラブの11人が熱血指導を受けた。

13日に開幕予定だった「アルパインプレゼンツ第6回宮本慎也杯学童軟式野球大会」(日刊スポーツ新聞社ほか主催)がコロナ禍で2週延期される中、同氏は野球人口減少に歯止めをかけようと女子にも注目。将来の「野球ママさん」たちに向け、熱弁を振るった。

今年の宮本杯は、募集2日間で定員の128チームが集まった。同氏は「ありがたいことだが、一方で野球人口は減っている。だから女子野球は大切にしなければならない」と今回の教室の趣旨に言及した。女子は小、中時代に野球がうまくても、環境が整っていないために、その後はやめる子が多い。同氏は「少しでも良くなってほしい」と8月に「第1回宮本慎也杯女子中学軟式野球大会」開催を企画している。

この日は子どもたちが練習で故障しないよう、投げる時に肩にかからない「ゼロポジション」について伝えるなど、2時間みっちり指導した。「プレーを見て、みんな上手だと思った。なにより楽しんで野球を続けてもらいたい。そして、結婚したら、お母さんとして宮本杯に戻ってきてほしい」と目を輝かせていた。