巨人畠世周投手(26)が4安打完封、15奪三振の好投で強烈なインパクトを残した。

1回先頭、DeNA蝦名を相手にこの日最速154キロ直球で空振り三振を奪った。続く乙坂からも151キロの直球で空振り三振を奪うと、楠本も152キロ直球で見逃し三振。力強い速球で3者連続三振を奪い「まっすぐが前回より走っていた。自分を見つめ直した結果が今日出て良かったと思います」と納得の表情で振り返った。

9回になっても152キロをマークするなど、最後まで球威は衰えなかった。最後は132キロの内角スライダーで益子を見逃し三振に封じ、15個目の三振で試合を締めくくった。畠はほおを緩ませ、捕手の山瀬らチームメートとハイタッチで喜びを共有。「前回登板がふがいなかったので、今日は気合を入れてマウンドに上がりました。今日は今日として自信にしていきたい」。5回5失点の25日の西武戦から修正した姿をアピールした。

今季の“チーム初完封”は同時にイースタン・リーグ、ウエスタン・リーグを通じて最速の完封となった。「1軍にいつ呼ばれてもいいように心と体の準備をして、明日からの練習に取り組んでいきたい」。結果で猛アピールに成功した。【小早川宗一郎】

巨人担当のツイッターはこちら―>

巨人ニュース一覧はこちら―>