ロッテ鳥谷敬内野手(39)がプロ野球史上44人目の通算1000得点を記録した。

1点を追う7回2死走者なしから四球を選んで出塁。続く田村の四球で二塁に進むと、藤原の2点二塁打で同点のホームを踏んだ。18年目で到達した記録に「ホームランバッターじゃないので、自分で打って自分でかえってくる数は非常に少ない。自分が出て、いろんな人にかえしてもらった積み重ねが1000得点。いろんな人のおかげでこの数字がある」と感謝。ベンチ前で記念ボードを掲げると、スタンドから拍手が送られた。

39歳にして遊撃の開幕スタメンを務めた。「一番得意なポジションですし、少しでもチームのために貢献できるように考えてやりたい」。ここまで8試合中5試合で先発。新外国人エチェバリアの来日遅れ、ルーキー小川のケガ、藤岡の不振が重なったチームを支えている。「元々というか、内野手は1つでも相手の塁を抑えるのが仕事。攻撃の時はその反対が仕事なので、1つでも多く(進塁)と考えてやっています」。表裏一体の守りと走りでベストを尽くす。

2回2死走者なしでは安打を、無死二塁の8回には進塁打を放った。「塁に出るとか、その場面、場面で自分の仕事をはっきり考えながらやっている。(球が)見えているというより、それなりにちゃんとやれていると思う」。チームは開幕5連敗からの3連勝で4位タイに浮上した。「毎日が大事な試合。瞬間、瞬間で自分の仕事は変わってくる。それに合わせて準備をしていきたい」と気を引き締めた。

▼通算1000得点=鳥谷(ロッテ) 3日の日本ハム2回戦(札幌ドーム)の7回に得点して達成。プロ野球44人目。初得点は阪神時代の04年4月2日の巨人1回戦(東京ドーム)。2218試合での達成は、91年大島(日本ハム)の2347試合に次ぐ史上2位のスロー記録。

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