DeNA三浦大輔監督(47)が開幕9試合目で就任初勝利を挙げた。通算172勝で「ハマの番長」のニックネームを持つ球団のレジェンド右腕が、監督として1勝目をマーク。広島の反撃をしのぎ、中盤までにあげた3点を守り切った。試合後は「(ここまでは)ほんとに1つ勝つというのが、どれほど大変かという期間でした。長かったですね。1つ勝っただけですがチームにとっても、とても大きな1勝」と安堵(あんど)の表情で振り返った。

現役時代に初勝利を挙げたのは、プロ2年目の93年9月4日広島戦だった。「北九州(市民球場)だったけどホームだったので、ヒーローインタビューがあった」と記憶している。当時は19歳の若者らしく、1失点完投に「緊張するのは女の子と話す時だけです」と度胸満点の回答をしていた。

新監督として、「横浜一心」のスローガンを掲げて船出した。開幕時は、ソト、オースティン、エスコバーら外国人選手が全員不在。先発候補の今永、東は手術明けで間に合わず。オフには梶谷隆幸、井納翔一もFAで巨人に移籍し、昨季19ホールドのパットンも退団した。逆境からのスタートとなったが、ようやく初白星をつかんだ。

先発の阪口は、自身のプロ初勝利でチームの連敗を止め、お立ち台に。「気持ちを前面に出して、行くぞという気持ちでいきました」と胸を張った。

DeNA担当のツイッターはこちら>

DeNAニュース一覧はこちら>