右ヒラメ筋損傷で出場選手登録を抹消されている楽天田中将大投手(32)が、10日ソフトバンク戦(楽天生命パーク)で1軍復帰し先発登板することが4日、濃厚となった。

早期復帰へ最善を尽くしている。ヤンキースから8年ぶりに古巣へ復帰した右腕は、2月6日から春季キャンプに合流。5度目の実戦登板となる3月20日巨人とのオープン戦で7回89球1失点と好投。初登板初先発を予定していた開幕2戦目となる同27日の日本ハム戦へ向け、着実にステップを踏んでいた。

だが、同25日の練習後に右ふくらはぎに違和感を訴え、先発を回避。1軍本隊に同行しながら、懸命に復帰を目指した。この日を含め、ブルペンでの投球練習を数回重ね、ランニング、細かくステップを踏む瞬発力系のアジリティトレーニングなども消化。患部は順調な回復ぶりを見せており、今後の状態を慎重に見極めながら、ターゲットへ向け、ギアを上げていく。

好調なチームの勢いを、いっそう加速させる。開幕から3カード連続勝ち越しを決め、貯金は3。開幕投手の涌井が2勝、岸、則本昂、早川が1勝ずつをマークし、豪華先発陣が順調に滑り出した。6日からは1ゲーム差の首位西武、9日からは王者ソフトバンクとそれぞれ今季初の3連戦を迎える。楽天ファンはもちろん、多くの野球ファンが首を長くしながら待ちわびたマー君の投球が、いよいよ近づいてきた。

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