日本野球機構(NPB)とJリーグは5日、新型コロナウイルス対策連絡会議を行った。感染者が多発したG大阪に対して行った新型コロナウイルスのゲノム(全遺伝情報)解析の結果を情報共有。当初はバス移動の中から感染が広がったことが推測されたが、解析を分析するとロッカー室内で広がったとみられるという。プロ野球でもヤクルト、巨人で感染者が続出し、同様にゲノム解析を行い、精度の高い伝播(でんぱ)経路を調査していく。

またチーム外の関係者との業務における接触でコロナウイルスに感染するリスクもあり、同関係者らへの定期的な検査の実施も提案された。

Jリーグでは直前に感染者が出て、試合の開催可否の判断を迫られた場合に、オンサイト(現場)での検査を実施して、挙行を探る方針を固めた。PCR検査をベースとしながらも、短時間で結果が出る抗原定性検査も活用していくという。