ロッテ佐々木朗希投手(19)が5月に1軍デビューする可能性が高くなった。

5日、井口資仁監督(46)が「順調にいけば、ゴールデンウイークくらいに(1軍に)上がれる予定のプログラムにはなっています」と明かした。

1軍戦力としての期待が膨らむ。2日、イースタン・リーグのヤクルト戦(戸田)で2軍公式戦初登板を果たし、2回無失点と危なげなかった。打者6人から3球三振を2つ奪った。「イメージ通りに三振を取れたりとかもあったので、だんだん良くなってるかなと思います」と確かな手ごたえを口にしていた。

制球やフォームのバランスを重視し、直球は150キロ~152キロの球速帯が多い。ただ、しっかり腕を振る必要があるスライダーやフォークは、自己最速レベルの球速に迫っている。19年4月6日、国内高校生史上最速の163キロをマークしてから、今日6日で丸2年。肉体強化しながら確実に底上げしてきた。

井口監督は今季の先発要員の1人として期待し、一方ですぐの「中6日」は求めない。今後2軍で3回、5回とイニングを増やし、回復具合も確かめながら100球前後まで増やしていく。指揮官は「いきなり100球いけるかっていったら分からない」と急がせるつもりはなく、5月デビューが現実的になりそうだ。佐々木朗も「いざ(1軍に)呼ばれた時に、自信をもって行けるように」と牙を研いでいる。【金子真仁】

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