甲子園開幕戦で、女子硬式野球クラブチーム「阪神タイガースWomen(ウィメン)」の植村美奈子投手(28)が、始球式を行った。「ピッチャー植村」のアナウンスが流れると、左腕から力強い直球を内角へ投げ込んだ。球場はどよめき、植村はマウンドで笑みをこぼした。

甲子園のマウンドに立った感想を聞かれると、感極まった様子で涙を流した。「そうですね、本当に…。小さい時から大好きだったのでタイガースが。幸せでした」。小さな頃からの夢をかなえ「野球を始めた時から阪神タイガースに入りたいと言っていたので、本当にまだ夢見てるみたいですけど」とすぐには実感がわかない様子。チームでの実戦ももうすぐ。「日本一というのをずっとチーム設立の時から言ってるので、その目標だけはブレないように強く思って1戦1戦みんなと一緒に頑張りたい」と力を込めた。

今日からの巨人3連戦は「阪神タイガースWomenデビューシリーズ」が開催され、Womenの投手による始球式や日替わりの意気込みインタビューなどを連日実施。試合中は、Womenの選手がリリーフカーの運転やボールガールも務める。

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