頼もしいリードオフマンの活躍で楽天が4カード連続の勝ち越しを決め、単独首位に浮上した。

立役者は開幕から不動の1番打者を務める辰己涼介外野手(24)だ。「1番打者が一番打たなあかんと思います。チームの顔なので、たくさん出塁してチャンスで回ってきたらしっかりとかえす役割をやっていかんと務まらんと思うので」と自覚十分に話した。

放った2安打3打点はいずれも効果的だった。3回はリードを2点に広げる3号ソロ。1点差に迫られていた7回は右越え2点適時三塁打で突き放した。

先発した則本昂の力投に応えたかった。「前回登板もそうですけど、何か悪いことしたんかなというくらい気合が入っていたので、野手がしっかりと点を取って勝たせてあげたいなと思いました」と“チームの顔”として援護した。

石井GM兼監督も「しっかりと先頭打者の役目を果たしてくれていた」とたたえたが、1つだけ注文した。「長打は控えめにしてほしいなと。コンパクトに打っても打率もホームランも残せるバッター。このまま謙虚にやっていてもらいたいです」とメッセージを送った。

辰己も承知している。「今は1番打者を打たせてもらっているので、1番打者として何かを得て野球人生の糧にしていきたい」と首位チームのトップバッターは謙虚に突き進む。【木下大輔】

楽天石井GM兼監督(就任後初の単独首位に浮上)「この前も言いましたけど、まだ船で言えば、浦安から幕張はちょっと超えたと思いますけど、習志野くらいしか行っていないと思うので、まだまだ」

楽天則本昂(7回2失点で開幕2連勝)「涌井さんも岸さんも連勝で来ていたので僕も続きたいなという気持ちもありました」

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