阪神が今季初の「伝統の一戦」で巨人に2連勝。8日も勝てば、シーズン最初の巨人戦で同一カード3連勝。実に04年以来17年ぶりとなる。

04年の舞台は敵地東京ドーム。前年の03年にリーグ制覇しながらも星野仙一監督が勇退。岡田彰布監督にとって就任1年目のシーズンで、開幕カードの相手が巨人だった。

◆巨人3-8阪神(04年4月2日) 1点を追う8回に今岡の逆転タイムリーなどで一挙6得点。先発井川が7回5安打3失点の力投で勝利投手に。ルーキー鳥谷がスタメン出場でプロ初安打を記録。最後は守護神ウィリアムスがウイニングボールを岡田監督にプレゼントした。

◆巨人1-5阪神(同4月3日) 3回に矢野の1号ソロで先制。4回にはアリアスが2戦連発となる満塁弾を放ち、試合の主導権を握った。先発福原は7回1失点の好投。リガン-安藤-ウィリアムスの継投で逃げ切った。

◆巨人5-8阪神(同4月4日) 初回に4番金本が先制の2点適時二塁打。4回には矢野の2戦連発。キンケード、金本にも1発が飛び出し、1イニング3発で圧倒。先発下柳は6回3失点。リガン-吉野-安藤のリレーで巨人の反撃を封じた。

G倒開幕しながらも、岡田阪神は勢いがつかず、最終的に66勝70敗2分けで4位に終わった。巨人には17勝10敗1分と勝ち越した。シーズンは就任1年目の落合博満監督率いる中日が優勝した。