明大・竹田祐投手(4年=履正社)は「11番をつけるにあたって、弱い部分は見せられない。強い気持ちでマウンドに立ちたい」と力強く話した。明大のエースナンバー11を背負い、チームの今季初戦に先発。丁寧にストライクを集め、7回2安打無失点で勝利した。

11番の候補は複数いた。田中武宏監督(60)が各選手に希望の番号を聞いたところ、11番を挙げる選手は当然、他にもいた。野村(広島)山崎(オリックス)森下(広島)伊勢(DeNA)等々、近年でもそうそうたる投手がつけてきた。最終的に竹田が手にしたのは、オープン戦でのチーム内競争の結果だった。

竹田は「体の使い方を見直したことで、球の質が良くなりました」と話す。ただ、この日の投球については「ボールが高い。まだまだです」と反省した。結果と内容、両方を伴うことが、栄光の番号にふさわしい。