立大が首位に立った。16安打10得点で早大に快勝。リーグ唯一の負けなし(2勝1分け)でポイントを2・5点に伸ばし、17年春以来の優勝へ好スタートを切っている。連覇がかかる早大はエース徳山壮磨投手(4年=大阪桐蔭)が初回に5失点と乱れた。慶大と明大、打線好調同士の打ち合いは、慶大が競り勝った。

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立大・溝口智成監督(53)が「未完の大砲」と呼ぶ東怜央内野手(4年=福岡大大濠)の1発で主導権を奪った。初回、4番山田の適時打で1点先制し、なお1死一、二塁で、早大・徳山から中堅左に3ラン。「前の打者がタイムリーを打ってくれたので、楽に自分のスイングをしようと思った結果です」と、スライダーを一振りで仕留めた。溝口監督は「だいぶ成長した」と目を細めた。

▽早大・小宮山悟監督(エース徳山が1回にいきなり5失点しての完敗に)「見ての通りです。本人は工夫しながら対応しようとしているが、迷路に入っているかもしれない」