中大・皆川喬涼投手(4年=前橋育英)が5回をソロ1本に抑え、早くもリーグトップの5勝目を挙げた。2四球2死球を出しながらも、ピンチで崩れなかった。「四死球があったのは良くなかったですが、前の試合より直球に力がありました」と反省を交え振り返った。

今季は週によっては月、金開催の変則日程で行われている。月曜の1回戦に先発した後、中3日で金曜の2回戦にも先発できる。皆川はここまで6試合に先発し、この日で5勝目。昨秋までの通算2勝をあっという間に上回った。「今までのリーグ戦では、できなかった数字。投げる試合は全て勝つつもりでいます。自分に勝ちが付く、イコール、チームが勝っている。チームが勝つとうれしいです」と笑顔で話した。

例年より登板間隔が詰まるため、ストレッチやアップを多めにするよう心掛ける。さらに「練習の後は、よく寝てます。寝るのが好きなんで」と打ち明けた。「昼寝をする?」と聞かれると、横にいた清水監督が「授業がありますから」と、すかさずフォロー。皆川は「夜です。早く寝るようにしてます。オフは、普通に12時間は寝られます」と話した。

チームは開幕6連勝のあと、2連敗と足踏みしていた。連敗を止める投球で7勝目。よく寝て、よく投げるエースで、首位固めの1勝を積み上げた。【古川真弥】